【問題集】ルーティング
ルーターでは、経路制御（ルーティング）を行っています。「宛先IPアドレス」に対して最適な経路を「ルーティングテーブル（経路制御表）」から探して、「ネクストホップ（次の行き先）」を決めています。ルーティングにはスタティックルーティングとダイナミックルーティングがあります。質問などありましたら、お気軽にどうぞ。
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ルーティング

目次

経路制御（ルーティング）とは

問題をクリックすると解答が出ます。

  • ルータはネットワーク層のPDUであるIPパケットのヘッダ部に埋め込まれた[　（１）]を、自身の[　（２）]と照らし合わせて、最適なインターフェースから送出する。

    （答え）（１）宛先IP（アドレス）　、　（２）ルーティングテーブル

  • ルータはネットワークの変化に柔軟かつ遅延なく対応する必要がある。ルータの［　（２）］等の経路情報は管理者が隅々まで把握しているわけではない。

    （答え）（２）ルーティングテーブル

  • ルータの［　（２）］等の経路情報は、[　（３）]同士で情報交換をしていて、ある程度自動的に経路が作成される。コレを[　（４）]ともいう。一方、管理者が隅々まで管理するスタティックルーティングもある。

    （答え）（２）ルーティングテーブル　、　（３）ルータ　、　（４）動的ルーティング（ダイナミックルーティング）

動的（ダイナミック）ルーティング

  • ［　　　　］は、地域やISP等の団体で管理している範囲内でルーティングテーブルを作成する。地域やISP等の団体が運用する範囲を自律システム（AS：Autonomous System）という。

    （答え）IGP（Interior Gateway Protocol）

  • ［　　　　］は、多数のAS間に対してルーティングテーブルを作成する。

    （答え）EGP（Exterior Gateway Protocol）

経路制御アルゴリズム

距離ベクトル型（Distance Vector）

  • ［　　　　］（メトリック）と方向によってルートを作成する。

    （答え）距離

  • ［　　　　］ルーターと情報交換を何度も繰り返し、情報が広がっていく方法をとっている。

    （答え）隣接

  • 他のアルゴリズムと比べると、処理が［　　　　］で、ルーターが高性能でなくとも良く、設定も［　　　　］。（※［］内には同じものが入る。）

    （答え）簡単

  • ネットワークの構造が複雑になると、経路の情報交換が安定する（［　　　　］）までに［　　　　］がかかる。

    （答え）コンバージェンス　、　時間

  • 経路に［　　　　］が発生しやすくなる。

    （答え）ループ

  • 代表的なものには［　　　　］や（Cisco社独自の）［　　　　］がある。

    （答え）ＲＩＰ　、　ＥＩＧＲＰ（ＩＧＲＰ）

    • 　　

リンク状態型（Link State）

  • ルーターがネットワーク全体の接続状態を理解して、ルートを作成する。すべてのルーターが［　　　　］情報を持つことになる。

    （答え）同じ

  • 経路の情報交換が安定する（［　　　　］）までの［　　　　］が短く出来る。

    （答え）コンバージェンス　、　時間

  • 処理が複雑で、CPUやメモリ等のリソースを［　　　　］消費する。

    （答え）多く

  • 代表的なものには[　　　　]がある。

    （答え）ＯＳＰＦ　、　（　ＩＳ－ＩＳ　）

RIP（Routing Information Protocol）

  • ［　　　　］ネットマスクに対応したversion 2の方が使われるようになった。

    （答え）サブ

  • 距離（メトリック）の単位は[　（１）]である。[　（１）]とは通過するルーターの数のこと。RIPではできるだけ［　（２）]い数のルーターを通過して、宛先IPアドレスに到達するようにルートが作成される。

    （答え）ホップ数　、　少な

  • 経路情報が送信されるのは、［　　　　］秒周期。

    （答え）30

  • 6回（［　　　　］秒）待っても経路情報が送られてこない場合は、接続が切れたと判断する。

    （答え）180

例）経路情報作成の概要

RIPの経路情報作成の例
RouterAが知っている情報に注目して考える
0秒後　RouterA　　の情報
30秒後 RouterA、RouterB　　の情報
60秒後 RouterA、RouterB、RouterC、RouterE　　の情報
90秒後 RouterA、RouterB、RouterC、RouterD、RouterE、RouterF　の情報
120秒後 RouterA、RouterB、RouterC、RouterD、RouterE、RouterF　の情報
150秒後 RouterA、RouterB、RouterC、RouterD、RouterE、RouterF　の情報
180秒後 RouterA、RouterB、RouterC、RouterD、RouterE、RouterF　の情報

この例の場合90秒後で全ての情報を交換しきっており、それ以上ルーティング情報は変化しない、この状態を[　　　　]という

（答え）コンバージェンス（収束）

ループの対策

  • 経路が切断された際、過去に伝えた情報を逆に教えられてしまう状態を無限カウントと呼ぶが、それの対策としてホップ数［　　　　］以上を通信不能としている。

    （答え）16

  • 経路情報を受信したインターフェースからは同じ情報を送り出さない。その機能を［　　　　］という。

    （答え）スプリットホライズン

  • 経路が切れたとき、その情報を流さないのではなく、ホップ数を16として流すことによって通信不能と伝える方法を[　　　　]という。

    （答え）ポイズンリバース

  • 経路に変化が生じたとき、30秒待たずに直ぐに伝える方法を［　　　　］という。

    （答え）トリガーアップデート

  • これらの機能が実装されているRIPでもルーティングループが発生してしまったり、コンバージェンスまでに［　　　　］がかかることがある。

    （答え）時間

 
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